高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2016年11月

頭痛、目まい、しびれ
脳画像診断(MRI、CT)の有用性

頭痛、目まい、しびれが出現すると、脳に異常があるのでは?と心配になります。しかし、幸いにもその多くは脳内病変ではありません。一部に脳病変由来のものが含まれているにすぎません。

実際、患者さんの症状などをお聞きする問診、診察の段階で、医師はおおよそ、脳病変由来のものなのか、そうでないかの見当は付けているものです。しかし、それだけでは責任ある診療とはいえません。必要に応じて磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影(CT)といった画像診断を行うことで、その証拠を得ようとするわけです。問診や診察時点での予想は正しいことが多いのですが、専門の医師であっても、予想に反する結果を画像で突き付けられる場合はあるのです。脳画像診断は万能ではないですが、診断の大きな助けになるということです。

頭痛や目まい、しびれは多くの方が経験することですが、その原因はさまざまです。一人で悩み放置しないで、しっかりと診察や検査を受けておきましょう。

 

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