高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2015年12月

脳卒中とは何でしょう?

脳卒中は「脳内出血」「くも膜下出血」「脳梗塞」の総称です。
脳内出血は高血圧を主原因として脳内に出血する病気です。
くも膜下出血の主原因は脳動脈瘤(りゅう)という脳内の動脈にできる瘤(こぶ)で、この動脈瘤の一部が破れて、くも膜下腔(くう)という脳の主動脈が存在する場所に出血する病気です。

脳梗塞は脳の動脈が詰まる病気で、(1)血管内壁に泥状の物質が徐々について血管内腔が狭くなってゆき、ついには詰まってしまう脳血栓と、(2)主として心臓などから血流に乗った物質が脳の動脈に詰まってしまう脳塞栓(そくせん)に大きく分類されます。

脳卒中を起こすと、死亡につながったり、それまでの生活が大きく制限される後遺症を残す場合がありますので、生活習慣の改善(塩分制限、禁煙、適度な水分補給や運動など)、かかりつけ医による高血圧や糖尿病、高脂血症などの管理が大切です。

 

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